JR西社長起訴 遺族ら「勝ったよ」「1人に責任を押しつけたのか」
今、気になっていることは「HandBrakeで字幕を埋め込むと左右の文字が切れて読めない」ですがこんなニュースがあります。
神戸地検が8日、JR西日本の山崎正夫社長(66)1人を起訴したJR福知山線脱線事故。
「公判に期待したい」「1人に責任を押しつけたのか」…。
遺族からはなぜ、事故が起こったのかを解明する第一歩と受け止める声のほか、事故当時の経営幹部を不起訴としたことに疑問や批判も多く聞かれた。
一方で、これまでJRの安全対策を推進してきた山崎社長は、起訴を受けて社長辞任を表明、被害者に対し改めて頭をさげた。
事故発生から4年2カ月以上を経て、迎えた起訴という大きな節目を、遺族や負傷者は複雑な思いで迎えた。
長女を亡くした奥村恒夫さん(61)=兵庫県三田市=は同日午後、報道番組で起訴を知った。
書類送検された10人のうち1人でも起訴されれば、公判での証言や捜査資料が事故原因の究明につながると期待していることもあり、「起訴は難しいと聞いていたので、全員不起訴じゃなかったのはよかった。
娘には『勝ったよ』と伝えたい」と一定の評価を示した。
次男を亡くした父(71)=同県伊丹市=も同様に地検の処分を歓迎。
「起訴には満足。
山崎被告は事故当時、安全に対するすべての会社の権限を握っていた。
ぜひとも責任を取ってもらいたい」という。
だが、多くの遺族や負傷者は地検が事故当時の経営幹部3人の責任を不問にしたことを疑問視した。
山崎被告1人が起訴されたことを複雑に受け止めた。
長男を亡くした小前恵さん(53)=同県三田市=は「会社が起こした事故なのに、山崎被告1人に責任が押しつけられてしまったように感じる。
公判が開かれることで新たな事実が出てくる期待もあるが、再発防止を考えるとこれでいいのかという気持ちになる」と戸惑いを隠せない。
2両目で重傷を負った同県西宮市の小椋聡さん(39)は「事故を生んだ組織の体質を明らかにしなければいけないのに、1人に罪をかぶせて幕引きを図る流れになってしまうのではと危惧(きぐ)している。
全員不起訴よりも悪い」と話した。
山崎被告が社長を辞任したことを懸念する遺族も。
三男を亡くした下浦邦弘さん(61)=神戸市北区=は「起訴されたことで逆に山崎被告が進めてきた改革がストップしてしまうのではないか。
会社が起こした事故でトカゲのしっぽ切りは許されない。
これでは故人に報告できない」と憤った。
地検は昨年10月、遺族から捜査の要望を直接聞く異例の集団面接を実施。
約2時間にわたり、3グループに分かれて担当検察官と面談していただけに、遺族の期待感は高かった。
妻と妹を亡くした浅野弥三一さん(67)=同県宝塚市=は「(地検のこれまでの)対応と処分結果の落差が大きかった。
山崎被告の公判だけでは、組織の責任に踏み込めず、事故の真相は分からない。
これが法律の限界なのか」と突き放した。
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最終更新:7月9日0時9分
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